ノマド的働き方とくらし
愛知県名古屋
このくらしの主
サワモト ハジメさん(34歳)
北海道出身・愛知県在住。関西の大学を卒業後、東京の会社に就職。転職した製薬会社での転勤で名古屋に在住。会社の制度により、会社に出社するスタイルではなく、自宅と得意先訪問を中心としたホームオフィス制で仕事をしている。1児のパパ。
撮影時期:2018年5月~7月
7時半、朝起きると、まず家の近所を走る
7時半、朝起きると、まず家の近所を走る。
ほんの2~3分だけど、朝日を浴びながら体を動かすことでスッキリする。
このエリアに住むことを決めたのは子どものことを考えて
住んでいる場所は、大通りから離れた閑静な住宅街。
起伏の多い土地で、こういう階段がところどころにある。
転勤が決まり、このエリアに住むことを決めたのは子どものことを考えて。転入者が多いエリアなので、割と馴染みやすい。
ちなみに大相撲の名古屋場所が開催される頃には、この近くで稽古しているお相撲さん達に遭遇する。
朝食後、11時くらいまでは家の仕事部屋で仕事をする。
仕事は製薬会社の営業。まだあまり認知されていない治療方法を広める仕事で、社会貢献的な意味合いも高く、その分やりがいを感じている。
最近、会社がホームオフィス制になったので、会議などがある場合を除いては、午前中は会社から支給されたデバイスでデスクワークをして午後に営業先を数件回る。
名古屋で渋滞に悩まされることはほとんどなくなった
12時過ぎ、車で得意先の病院を訪問しに行く。
東京から名古屋に来て思ったのは、自動車会社のお膝元だからか、高速も下道も車線が多いということ。東京では毎朝大渋滞に巻き込まれながら出勤していたが、名古屋で渋滞に悩まされることはほとんどなくなった。高速道路網も発達しているので、車での移動は便利。(でも全体的に運転が荒いと思う。)
30km~40km走ると、のどかな田園風景が広がる知多半島のエリアに入る
30km~40km走ると、のどかな田園風景が広がる知多半島のエリアに入る。
このエリアも得意先の病院があるので、よく訪れている。こうした風景を見ると気持ちが和む。午後は大体3、4件得意先を回る。
外出の合間に、カフェでデスクワークをする。
最近は、コンセントを使えるカフェも多くて助かる。愛知県民はカフェが大好きなようで、カフェが多い。主婦やおじいちゃん、おばあちゃん達のコミュニティの場所にもなっている。
一緒の時間を過ごすことが何よりも大切な時間
20時過ぎに帰宅。
帰宅後に子どもとお風呂に入ったり、遊んだり、寝かしつけたり、一緒の時間を過ごすことが何よりも大切な時間。
子どもが寝た後に、またひと仕事。
ホームオフィス制は自由度が高くていいのだが、オンオフの切り替えが難しいのが悩み。
休日にちょっと時間があると、近所の公園に子どもを連れていく。
家の周囲は土地の起伏が激しくて、ボール遊びができるような広い公園がない。ボール遊びをするときは、家からは少し離れた公園にいくしかない。
子どもと散歩していると、こんなにいろいろな花が咲いていたのかと気づかされる
家の近所を歩いていると、いろいろな花が咲いていて、子どもが何の花か教えてくれる。
これは子どもがお気に入りの「ノウゼンカズラ」。子どもに植物の図鑑を買ってあげたら、すっかりハマってしまい、自分より相当詳しくなった。
子どもと散歩していると、こんなにいろいろな花が咲いていたのかと気づかされる。
たまにナゴヤドームに野球観戦に行く。
ドームは地下鉄駅に直結しており、家から30分くらいで行ける。全員野球好きの我が家には、嬉しい距離感。
ネットでメンバー募集していた草野球チームに参加している
野球は観戦だけでなく、プレイするのも趣味。
ネットでメンバー募集していた草野球チームに参加している。メンバーは20代~30代が中心で、月に2、3回ほど集まって試合をする。ナイターの時もあるが、日中の試合だと妻と息子が応援に来てくれる。
この日の名古屋の最高気温は40度。名古屋の夏は東京よりもかなり暑く、北海道育ちの身には結構こたえる。
(聞き手・語り手:サワモト ハジメ)
今は子どもとの時間が何より大切。関西、東京、そして名古屋と転々としているが、最終的には家族みんなで落ち着いてくらせる定住の地を見つけたいと思っている。