くらしてんについて

くらしは
余白にある

地方で生まれ育った私たちは、
進学、就職とステップを重ねるなかで、
当然のように東京に流れ着いた。
仕事と自宅、そして景色もみえない地下鉄での移動。
だけど、これが本当に暮らしと呼べるだろうか。

そんな疑問を感じ始めていた頃、
山梨に移り住んだ友人を訪ねる機会があった。

「毎日、仕事に向かうときに、車から富士山が見えるんだよ。」

これまで東京で暮らしていた彼女は、
毎日のなにげない時間や風景に豊かさを感じているということだった。
私たちが探していた「暮らし」とはこういうことだと感じた。

暮らしは余白にある。

効率だけが優先されて、ぶつ切りになっていく日常、
でも、暮らしの中で気持ちを満たしているのは、
点と点のあいだにある「余白」ではないだろうか。

そんな想いからわたしたちは、このメディアをはじめました。
私たちの目的は、田舎暮らしを礼賛することでも、
都会での暮らしを否定することでもない。
「自分らしい暮らし」とはなにか。一度、立ち止まって考えてみる。
そんな場を提供したいと、わたしたちは思っています。

 

サイトコンセプト

その人の
くらしを
くらしてみる

くらしてんは、様々な地域に暮らし人のなにげない暮らしを記録しています。
写真はその人自身が暮らしの中で撮ったもの。
カメラマンが撮った”きれいな写真”ではないけれど、
だからこそリアルな暮らしが写っています。
くらしてんは、そうしたリアルな誰かの暮らしと、自分の暮らしを並べて、「自分に合う暮らしかたは何か」を考える場をめざしています。

 

くらしてんスタッフ

カトウ シュン(一級建築士)
カトウ ミワコ(会社員)
サワモト ハジメ(会社員)
ミウラ ヒサコ(自営業)