朝の時間をたのしむ暮らし

「光を浴びて、スイッチが入るみたいな」

朝の時間をたのしむ暮らし

東京都/世田谷

このくらしの主
飯山 友太さん(37歳)

神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後、不動産仲介業を経験、その後、自らデザインをしてみたいという想いから、設計事務所に転職し、設計者としてこれまで200件ほどのプロジェクトに携わる。
現在は、世田谷区で自らデザインをしたマンションで暮らす。一児の父。
撮影時期:2023年6月~10月

■飯山 友太さんの活動

ブラインドを開けて、光を浴びて、なんかスイッチが入るみたいな

―朝の写真がすごいいっぱいあるんですね。

そうですね。けっこう朝型というか。

起きて最初にブラインドを開けて、光を浴びて、なんかスイッチが入るみたいな。なので、窓を開けて空気の入れ替えとか光を浴びることからスタートします。

―これ何時ごろなんですか?

これは五時とか六時とか。五時ぐらいですかね。

―へー。五時頃に起きてブラインド開けて、・・・

光を浴びて、・・・

―これ窓結構でかいですね。日当たり良さそうですね。

東向きで。そうなんですよ。ほんと朝が一番日が入るというか。暑いぐらいなんですけど。

で、ちょうど目の前がその目黒線。目黒線の車庫で、車庫ビューになっていて、ここから朝、電車がこう出発していくのを見たりとか、夜とかは帰ってくるのを見たりとか。最初、そんなに電車とかそんな好きではなかったんですけど、なんかここに住んでからちょっと好きになりました。

たまにその前の道路の前で、その鉄道オタクの方とかが、その大きな本当にプロみたいなカメラを持ってちょっと撮影してたりとか。

 

 

今週も無事に過ごせますように、みたいな感じで

これはまあ家の近く、歩いてほんとに一、二分のところに、こうちょっとこじんまりとした神社があって。で、毎週月曜日起きて、六時とか七時ぐらいにちょっとなんか行って、まあ今週も無事に過ごせますように、みたいな感じで。最近ちょっと行けてないですけど。ちょっと遠くなっちゃったんで。

―どのくらいなんですか?

あ、歩いてですか?歩いてほんと一、二分のところにあるんです。結構本当に木が生い茂ってるので。本当に真夏とか暑い時でも中入るとすごくひんやりとして。

―それはこの家に住む前からそういう・・・

いやいや、そんな習慣はなかったんですけど。えと、この家に住んでまあ近くにこう神社があって、で、こうなんかすごくお気に入りというか。なんか雰囲気も良かったんで。うん。なんかここに来てからですね。そういう・・・

―雰囲気っていうのは、どの辺が?

そうですね、やっぱその本当に木が生い茂ってるんですけど、その間から差し込む光とかが、なんか清々しい気持ちになれるというか。うん。あと、本当にちょっとちっちゃい神社なので、なんかその規模感も好きだなって。

で、なんか今年の夏はまコロナ明けて夏祭りみたいな。ここでその屋台とかそういうのがすごいぎっしりとこう詰まってやっていて。ま、それもなんか昔の日本のお祭りっていう感じがしてなんか懐かしさを感じると共に、なんかいいなこういう雰囲気みたいな。

―ちなみに、五時とか六時でしたっけ?朝・・・

あ、そうですね。そのぐらいが多いですかね。

―えっと、奥さんとかお子さんは何時ぐらいに起きるんですか?いつも。

大体六時半とか、そのぐらいですかね。で、まあ朝ごはんの準備はまそれぞれちょっと、まあ自分たちは食べないんですけど、子供の朝ご飯の準備をして、七時にご飯を食べさせてみたいな。

―じゃあ、その前なんですか、この神社に行くのは。

神社はそうです。前が多いですね。それから朝ごはん終わってから七時半ぐらいに家出ることが多いんですけど、まあ、その時に立ち寄ってとか。でも前の時間の方が多いかなって感じで。

―じゃあ軽い散歩で目を覚ますみたいなことなんですかね。

散歩まではいかないんですけど、でも、まあそうですね。週の初めのここに行って。で、仕事をしてみたいな、ほぼほぼそんな感じです。

―そうか、会社行くわけじゃないから、服もそんなにあれですか?そのぱりっとしたものというか、そんなプライベートとビジネスと分けてる感じではないんですか?

あ、そうですね、全く分けてないですね。

―もう朝起きて着替えて、月曜は神社行くと。で、お参りして。
あの、なんか朝すごくあの早く起きられるのってなんかあるんですか?

んー、なんか午前中のうちに、そのある程度、仕事というかやることは終わらせたいで午後はフリーな時間じゃないですけど。

―えー、いいですね。なるほど。じゃ、月曜は神社行って、で、そっからまたあれですかね。家戻ってきて・・・

 

 

あ、もう神社の後は、えと、ほぼほぼタリーズに行ったりとか。

―そのまんま?

そのまんま。そのまんま行きますね。

そこのタリーズ七時半からやってるんで、オープンに合わせていって。で、大体同じ席に座って、みたいな。

―じゃあもう店員さんとかみんな知ってるんですね。

あ、知ってると思います。

―別にそんなあの話すわけでも・・・

話すわけではないですね。

―七時半に開くんですか?

七時半に開きます。

―いや、早いですね。まあでもモーニングとかやってるカフェだったら早いかそのぐらいですか。じゃあ、カフェであのパソコンで仕事する感じですかね?

はい。

 

 

タリーズで仕事して終わって、家に帰るところですね。

―そっか、もう仕事はじゃあ昼ぐらいにあらかた終えてって感じですか?

そうですね。そんな感じが多いですね。

―ええ、いいなあ。

お昼ご飯はどうしてるんですか?

まお昼ご飯はえと近くにお弁当屋さんがあるんですけど、まあそこで買って食べることが多いですかね。あとは家でちょっと作ったりとか。作ったりっていうか、僕は作らないですけど、奥さんに作ってもらったりとか、パスタとか。

 

 

―何歳ですか?

えと、一歳三ヶ月。

―へえ、なんか大人っぽいですね。

あ、本当ですか?うん、なんか髪が多いですよね。毛量が。で、ちょっとしっかりして見えるのかもしれない。

―じゃあ、家で。ご飯をあげて・・・

お昼帰ってきてご飯あげて、で、午後はこの日はちょっとまあ余裕があったんで、えとクリーニング。この日はというか午後余裕がある時はクリーニングに・・・。

 

 

まあ、今はあのドラム式の洗濯機買ったからあれなんですけど、このマンションに住んでた時は、キッチンの下にちょっとちっちゃい洗濯機がもともとついてるタイプのマンションで、で、ちょっと大物とかはちょっと洗いにくかったので。家の近くのコインランドリーに行ってましたね。

で、やっぱりまあ一時間ぐらいかかるんですけど、乾燥まで入れると。その時間がちょっとまあ一人になれたりとかするんで、本読んだりとか。

―この中でですか?

あ、はい。中で。

―あ、そんなゆっくりできる感じなんですか?

あ、ちょっとカウンターがあって、

―そっか、子供も奥さんも自分も出かけないと部屋で三人でずっと一緒にいることになっちゃうからってことか。意外に一人の時間ないですね。

意外にそう、一人の時間・・・、そうですね。朝起きての時間とか、あとまあ仕事がありますけど、タリーズで行ってる時間とかっていうのは一人になれますけど。 

 

 

ようやく寝てくれたって言って

―これは子供のお昼寝?

そうですね。まあ普段はあんまり寝かしつけとかは、お昼とかはしないですけど、この日はちょっとやってみたっていう。

大変だなって思いながら。

―大変ですよね。

大変でした。ようやく寝てくれたって言って。

 

 

積み木とか
普通に追いかけっこみたいなことしたりとか

―えー、午後は何をしてるんですか?フリーな時間が多いっていう話でしたけど。

うーん、でもやっぱ家にあの、そうさっきのえっとコインランドリー行ったりとか、まあ子供と遊んだりとかが多いですかね。

―どんなことをしてます?今。

いや、もう積み木とか。普通に追いかけっこみたいなことしたりとか。

―そっか、それ平日からできるっていいですね。

 

 

これはまあお昼子供が寝てると外出た時に空がなんかすごく青かったんで、ちょっと撮ってみたっていう。

―なんか青と白のコントラストいいですね。

 

 

これも朝で。朝早いんで誰もいないよっていうような・・・

―奥沢駅ですか?

奥沢駅。なんか誰もいないプラットフォームもなんかいいなっていうのが。

―通勤の前ですね。

そうですね。

―何時ごろ六時頃とか?

たぶん。確かそうだったと思います。六時台。六時代前半。

―どんくらいから混んでるんですかね?七時くらい?

七時ぐらいは結構混んでますかね?うん。

―まあ、でも結構電車も使います?なんか今聞いてると、結構、近所の行動範囲みたいなことでしたけど。

電車も使います。あの現場行ったりとか、まあ事務所で打ち合わせの時とか。

―事務所はどこなんでしたっけ?

今はえと横浜にもあって、あと駒込とか。

―そしたらまあ大体そのタリーズで仕事する時もあれば、電車でそのオフィス行ったり、現場行ったりとかっていう時もあって。
これはどっか出かける時なんですか?

そうですね。あの現場に行く時だったと思いますね。

―こんな朝早いと現場も・・・

現場とか打ち合わせ朝九時とかが多いんですけど、なんかあの電車に乗って現場近くのカフェでちょっと作業をしてから現場に行くっていうのが多いですかね。

―なるほどなるほど。へえ、いいですね。

 

 

結構そこもすっきりポイントっていうか

―これはじゃあ新居ですかね。

あ、そうです。はい。あの普通にごみ出し僕の役割なので。結構ごみをまとめて朝捨てるのが好きだったりするんで。

―これは集合住宅ですよね?

集合住宅です。で二十四時間いつでも捨てていいので。だからまあ前日に出たゴミは翌日の朝に必ず捨てるみたいな。

―すっきり一日始まるって感じですか?

あそうですね、そんな感じです。結構そこもすっきりポイントっていうか。

 

 

―これはエレベーターホールですね。

これはまあ何てことないんですけど。ちょっとこのエレベーターホールとかのこの丸み丸みがあるのがなんか可愛いなっていうのが結構好きなポイントで

―さっきのもね。なんか味ある感じですよね。この雰囲気。

 

 

子供を抱っこしながら飲んでるっていう

夕方、ま四時五時ぐらいになったらちょっと、毎日は行かないですけど、たまに焼き鳥屋さん行ったりとか、飲み屋さんに一人で行ったりもしますし、散歩がてら三人で行ったりとか。

―家族でですね。

オープンと合わせて、まあ混まない時間帯に。子供を抱っこしながら飲んでるっていう。

 

 

ここがあったから、この街にずっと住みたいなって

ここはなんかどちらかというと休日の朝の行くよくカフェなんですけど、ここは本当に六時ぐらいからやってるカフェで。

―へえ。

すごくここのカフェが好きで。ここがあったから、この街にずっと住みたいなっていうのもきっかけになったカフェです。

―そんなにいいんですね。どういうところがいいんですか?

うん。やっぱそうですね。ここも緑と植物と音楽っていうのをテーマにしたカフェで。なんか本当に店内にがジャングルみたいな感じで。で、その植物も気に入ったのがあれば販売もしてて買えるような。

―じゃあ、これも家から近いんですね。

そうですね。ここは十五分ぐらいちょっと歩くんですよね。

―これは三人で家族で行ったとき?

そうですね、ここはけっこう、あのみんな休みというか、朝予定がなくて家族でちょっと朝行こうかっていう時に行く感じのカフェです。

―だから別に休日も平日もないから、奥さんも今まだ働いてないし、余裕がある時にみんなで行くっていう感じですね?

そうですね。ちょっとゆっくりできるなっていう時に行く感じの。ここでは仕事はしないですかね。

―それを分けてるんですね。仕事する時はタリーズでして。ちょっとゆっくりしたい時はここに行ってっていう。

 

 

この頃は子どもをあやすために、その踏切の音を聞かせて

これはさっきのえと休日に行くカフェの帰りの踏切。で、この頃は子どもをあやすために、その踏切の音を聞かせて。思い切りの音を聞くとかちょっと泣きやむみたいな。

―好きなんだ。

っていう時期が。

―そんなことあるんだ。すごいな。そうか家からよく聞こえるんですかね。あの踏み切りの音が。

そうですね、聞こえるし、ちょっと歩けば結構踏切が多い地域なので。

―そっか。それがなんか慣れてるんですかね?耳に。

うん、そうなんですかね。だから結構線路沿いをちょっと散歩したりとかっていうのは結構多かったですね。

 

 

午後はけっこうゆっくりしてたりとか

これは日の出前ぐらいにちょっと目が覚めて起きて。

―え、じゃあ何時ごろですか?

四時・・・半とかですかね。

―そしたらあれですかね。もう電車の始発とかもなんか分かる感じですか?

ああ、なんか動き出しとか、なんとなくわかります。

電車来てるなっていう。ちょっと音が。まあ踏切とかも近いので。

―いつからこんな早起き生活なんですか?

うーん。いつですかね。いや、でもここ五年ぐらいですかね。

―自然とそうなったんですか?

自然と。

―へえ。いつもギリギリになっちゃうんで私は。なんかいいですね、朝。

午前中にぎゅっと仕事関係とかそういうのをして午後はけっこうゆっくりしてたりとか。まあちょっと現場行って、ついでにちょっとなんか街をぶらぶらするとかっていうのが多いかもしれないですね。

ーなんかでもなんかのんびりって言うのかな。せかせかしてないですもんね。全然なんかこう追われてる感がないというか。

デザインの仕事とかも好きなんで。別にそれを仕事と捉えてないから。メールが来ても別にすぐに僕は返すんですけど。ま、それも別にその苦じゃないというか、別にご仕事っていう感覚でやってないからなんかそういうのが成り立つのかなっていう。

ー自然体ですよね。

なんか言葉はちょっと悪いですけど、そのほんと、仕事もゲームやってるみたいな。

(聞き手:サワモト ハジメ、加藤 駿)

引っ越したばっかりで、また違う生活がちょっと始まってるんで。自分の暮らしがどう変わっていくかっていうのも、ちょっとまたみてみたいなって。